冬の風物詩といえば「かに」です!寒くなってくると美味しいカニを食べたくなりますよね。
僕も冬の時期はカニを食べます。
近年では通販も発展し、刺し身でも食べられるような生のカニを取り寄せることができる時代です。
でも、ちょっと待ってください!
生のカニは注意しないと黒く変色してしまいます。
今回はこの黒く変色する現象はなんなのか?黒くなったカニは食べられるのか?について紹介していきます。
結論:黒くなった生のカニは食べられる?
結論から言うと
黒くなったカニは食べられます。
次の章からは
- 黒くなる現象について
- その防止策について
紹介していきます。
黒変とは?
生のカニが黒くなる現象を「黒変」と言います。
黒変とは生のカニのカニ汁が酵素の働きで黒く変色する酸化現象です。
黒変は完全な冷凍状態では抑えられていますが、解凍されて時間が経過すると進行します。
黒変の発生と進行スピードは、鮮度が良い悪いといったことには左右されません。個体がもつ酵素の強弱によって進行スピードは変わります。
ところで、酸化して黒くなったりんごを食べたことはありませんか?同じように、生がにの黒変も食べて害があるということはありません。味は変わらず、健康上の問題もありません。
黒変を防止する方法
冷凍された生がにの黒変を防止するには、正しい方法で解凍することが必要です。
間違った解凍方法
自然解凍はだめ、ぜったい。
冷凍された生のかにを冷蔵庫・常温問わず自然解凍してはいけません。前述した通り、解凍すると黒変が進行します。
正しい解凍方法
食べる直前に流水で急速解凍する。
黒変は解凍されたのち、進行します。すなわち冷凍状態の生がにを早く解凍することが肝です。
ちなみに完全に加熱すると黒変の進行は止まります。
まとめ
黒くなったカニは食欲が減退するグロテスクな見た目ですが、美味しく食べることができます。これで解凍を間違ってカニを黒くしてしまっても焦ることはないはず。
今後、生のカニは正しい手順で解凍して黒変を防止しましょう。
また、加熱しても熱の加え方が甘いと黒変してしまうので、これまたお気をつけて。
コメント